先日到着した、MX-30の試乗車。新色「ジルコンサンドメタリック」です。お隣は宇部厚南店から借りていた、同色ロードスター。双方ともちろん、所有者は「山口マツダ」です。
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「車の手続きをしようとしたら、
”所有権解除して” と言われた……」
そんな状態で、お困りではありませんか?
確かに「所有権解除」という
日常ではあまり聞き慣れない用語を
言われても、何をしたらいいの?と
途方に暮れてしまうことでしょう。
また、自分が使っている車なのに
「所有者が異なるから勝手に譲ったり
手放したりはできない」と言われて
戸惑ってしまうお気持ち、
とてもよく分かります。
そこでこの記事では、所有者が
「山口マツダ」となっているお車から
所有権を解除する方法について、
詳しく解説します。
この記事のポイントは、次の通りです。
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・所有権解除とは、所有者名義を解除する手続き
・所有者=山口マツダの場合は、お店に連絡を
・よくある4パターンの「必要書類」を紹介
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では、詳しく見ていきましょう。
車検証は基本的に、助手席側にあるグローボックスの中に収納されています。軽自動車は助手席座面の直下にある収納ボックス内の場合も。
▼所有権解除とは?
所有権解除とは、車をクレジットで
購入された際に付けられる、販売会社
名義の所有権を解除する手続きです。
残価設定型クレジットのスカイプランで
お車を購入いただいた時、完済されるまで
「所有者」は販売会社のまま記載され、
お客様は「使用者」として登録されます。
通常クレジットでは信販会社になる場合も。
これは「お車はお客様が使われて
大丈夫ですが、所有権は完済されるまで
販売会社に留めておきます」という意味です。
この状態では、お客様による
車の譲渡や売却は自由にできません。
また、クレジットを完済されても
ご自身で所定の手続きをしない限り、
所有権は変わりません。
そのため、クレジット完済後に
譲渡や廃車などを手続きする場合は、
車にある「車検証」をチェックして、
「所有者」に記載された会社に
所有権解除を依頼する必要があるのです。
▼所有権解除の手続きの流れ
車検証の所有者欄に「山口マツダ」と
記載されている車の所有権解除は、
ケースごとに異なる書類をご準備の上で
お店のスタッフまでご依頼ください。
必要な書類は、次の見出しでご説明します。
弊社の担当部門では、車検証に記載された
所有者の名義やご依頼者さまの身元、
クレジットの完済状況などを確認させて
いただき、書類を発行します。
弊社が発行する書類は、基本的に次の通り。
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① 委任状(軽自動車は申請依頼書)
② 譲渡書(軽自動車は所有者承諾書)
③ 印鑑証明書(登録車を県外で申請される場合)
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※その他、証明書等が添付されることもあります。
これらの書類を陸運支局にお持ち込みの上、
手続きすれば車検証の所有者を変更できます。
なお、書類は公的な書類に記載された
住所への「郵送」となります。
店頭での受け渡しはできませんので
あらかじめご了承くださいませ。
車を手放される際は、有償となりますが
当店でも手続きを代行可能です。
所有権解除のご依頼の際に、合わせて
スタッフまでお申し付けください。
試乗車の車検証には、所有者として「山口マツダ株式会社」と記載されています。こちらが弊社での所有権解除の対象となります。(写真は一部加工しています)
▼ケースごとの必要書類(4パターン)
ここからは、よくお問い合わせいただく
所有権解除の「必要書類」について、
ケースごとに見ていきましょう。
【ご本人による依頼】
車検証記載の使用者ご本人からのご依頼で、
車検証と現住所・氏名が同じ場合は、
次の書類が必要です。
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① 車検証(写)
② 本人確認書類(顔写真あり/写)
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【住所や氏名が異なる場合】
お引越しやご結婚などによって、
車検証と本人確認書類に記載されている
住所や氏名が異なる場合は、①②に加えて
さらに次の書類をご準備いただきます。
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③ 住所の連続性が分かる公的な証明書類(写)
④ 氏名の変更が分かる公的な証明書類(写)
※ ①②も必須
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住所と氏名のどちらか一方が異なる場合は
書類も該当するもの1つで大丈夫ですが、
どちらも異なる場合は、2つとも必要です。
【依頼される方が異なる場合】
使用者ご本人に代わって所有権解除を
依頼される場合は、さらに次の書類が必要です。
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⑤ 所有権解除依頼書(署名・捺印)
※ ①②も必須
※ 住所や氏名が異なる場合は③④も必須
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【ご本人が亡くなられた場合】
使用者が亡くなられた場合は、車両を
相続される方が次の書類をご準備ください。
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⑥ 亡くなられた事実を証明する公的書類(写)
⑦ 相続関係が分かる公的な証明書類(写)
⑧ ご依頼者の本人確認書類(顔写真あり/写)
※ ①⑤も必須
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なお、証明書類は役所で取得できますが、
窓口にて、現住所と車検証の住所を伝えた上で
「2つの住所をつなげる書類が欲しい」と
依頼すればスムーズでしょう。
氏名の場合も、同じ方法が使えます。
また、本人確認書類は「運転免許証」や
「マイナンバーカード」「パスポート」
などをご準備ください。
対象車両の「車検証」は必須です。
紛失された場合は、陸運支局にて
再発行の手続きをお願いします。
2023年1月から発行される車検証は電子化されました。下が新しい車検証です。小型の厚紙にICチップが内蔵され、情報はスマホアプリで閲覧します。(写真は一部加工しています)