山口県 旧県会議事堂
山口県の良い所を、ご紹介しています。
雲ひとつ無い穏やかな秋晴れに、近くてなかなか赴くことのなかった洋館を見学して参りました。
山口県庁の敷地内に旧県会議事堂があります。
大正時代に建築、ルネッサンス様式を基調とし、重要文化財に指定されています。
特徴的なのは、日本と欧米の当時の最新デザインを大胆に取り入れた、独創的な意匠が随所に見受けられました。
木造の階段が味わい深く、懐かしい感じ
入館料は無料で見学できます。入り口で受付の方にご挨拶をして、リーフレットを頂き、早速屋内へ。
大正時代はもちろん生まれているはずもなく、目に入る景色がすべて新鮮で、しかし何故だか懐かしく感じられました。
議事堂の屋根の上にあるタマネギが、階段の手すりにもありました。 板敷の階段はきしむ音がワクワク感を盛り上げてくれました。
2階から見た議場
装飾品も調度類も、また建築物としても大変美しく、目を見張るばかりでしたが、広い空間に開放感が溢れる議場も、かつては激しい答弁も繰り広げられたのかと思うと少し緊張しました。しかしながら、本当にしばし呆然と見とれるほど美しいです。
議長席から見た議場
2階から見下ろした景観も良かったのですが、議長席から見渡した眺めも美しく、アーチ型の窓から差し込む日差しがキラキラして山口市内に居ることを忘れさせてくれる、そんなひと時を味わいました。1階に四角2階にアーチ型の高窓を配し、品格と柔らかさを持たせているのもルネッサンス様式の特徴なんだそうです。
遠近感を感じる絵になるドア(^^♪
手前から書記室、参与員室、知事応接室、知事室と連なる、荘厳な雰囲気のドア。
この写真ではお伝え出来ないのが残念ですが、
知事室には西洋の古典主義的な造形約束が守られたマントルピースもあり
インテリアや家具類に至るまで建物と調和した魅力溢れる調度類も
見所満点の旧県会議事堂です。
(注釈:記事の中で、ご紹介の為にリーフレットの案内文を一部使わせて頂いております)