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「マツダ CX-5」を商品改良

2018.03.22

全エンジンの大幅な進化など、日常のさまざまなシーンでメリットを実感できる新技術を採用。2018年3月8日に発売開始

今回の商品改良では、進化した最新のSKYACTIVエンジンを全面展開します。

具体的には、ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」および「SKYACTIV-G 2.5」に「キャビティ付ピストン」や「マルチホールインジェエクター」などの新技術を採用し、さらに「SKYACTIV-G 2.5」には「気筒休止」技術をマツダとして初めて採用しました。
ディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」には「急速多段燃焼」などの技術を採用することで実用燃費や走行性能を向上させました。

また「360°ビュー・モニター」をメーカーセットオプションで設定したほか、「車速感応式オートドアロック(衝撃感知ドアロック解除システム付)」を全グレードに標準装備するなど、安全性や利便性も向上させました。さらにお客さまから好評をいただいているパワーリフトゲートのメーカーセットオプション設定をガソリンエンジン車にも拡大することで、機能性も向上させました。

これらの改良により、ガソリンエンジン車では高速道路やバイパスでの走行等、一定速度で巡航している状態での実用燃費の向上、ディーゼルエンジン車では多人数乗車時や荷物を載せた状態でも従来以上の快適な走りと実用燃費の向上が期待できるようになります。
また、「360°ビュー・モニター」を使用することで駐車時や狭い道でのすれ違い時、見通しの悪い交差点進入時でもより安全な運転をサポートできるようになります。

●進化したエンジン

新技術採用により日常域での扱いやすさと実用燃費向上に貢献するガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」 「SKYACTIV-G 2.5」

・耐ノック性を向上させるため、ピストンのエッジカット形状の変更や排気ポート形状の見直しを実施。高負荷状態での実用燃費やトルクの改善に貢献。

・ピストンスカート部の形状を最適化した「低抵抗ピストン」を採用することで機械抵抗を低減。実用燃費の改善と静粛性の向上に貢献。

・冷却水の流量を適切に制御することでシリンダーからの熱逃げを削減。冬季を中心に暖気性が向上し、お客さまが日常使用されるシーンにおける実用燃費の改善に貢献。

・燃料の噴霧を改善するため、新ノズル付き拡散インジェクターを採用。理想的な高拡散噴霧により燃料がシリンダー壁面に付着する前に確実に気化することで効率的で無駄の少ない燃焼を実現。また、より正確な燃料噴射制御が行える新PCM(Powertrain Control Module)を採用することで、排出ガス中の粒子状物質(PM)を低減し、さらに優れた環境性能も実現。

●「SKYACTIV-G 2.5」の新技術

マツダで初めてとなる「気筒休止」技術を「SKYACTIV-G 2.5」に採用

・高速道路やバイパスでの走行等、一定速度での巡航時などエンジン負荷が低い場合に、4気筒のうち2気筒を休止させるシステム。意図通りの走りを実現しつつ燃料消費量を減らすことでムダな燃焼を抑え、負荷が低い領域の実用燃費を向上しました。

マツダ新技術「気筒休止システム」 -SKYACTIV-Gの進化-

静粛性や環境性能だけでなく、最大トルクを450N・mに高めるなど、走行性能も向上したクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」

・少量の燃料を多段かつ高圧で微細噴霧化して噴射することで静粛性と燃焼効率、高い環境性能を両立する「急速多段燃焼」を採用。「段付きエッグシェイプピストン」、「超高応答マルチホールピエゾインジェクター」、「可変ジオメトリーターボチャージャー」などの新技術により、最高出力を従来の129kWから140kWに、最大トルクを420N・mから450N・mに向上させるとともに、優れた燃費性能を実現。

●インテリアの質感/利便性の向上

・フロントドア/リアドアのパワーウインドーに「自動反転機構およびワンタッチ&タイマー付」を採用。

・フロントドア/リアドアのパワーウインドースイッチにイルミネーションを追加。

●マツダコネクトの機能進化

・CX-8、デミオに搭載済みの自車位置演算ユニットを全グレードに搭載。米国の「GPS」に加えて、日本の準天頂衛星システム「みちびき」およびロシアの衛星測位システム「グロナス」に対応することにより、さまざまな時間や場所において安定した高精度測位が行えるため、従来のGPS衛星のみでは難しかった高層ビルの多い場所や高速道路の高架下などでの自車位置測位と表示がより正確化。