花弁の根元が白い
美祢市美東町にある約0.5haの二反田溜池には、
約15種類の自然植物が群生し、
水がきれいなこともあり、
湿地帯特有のカキツバタや
高級なお吸い物の食材となるジュンサイ、
オオミズゴケなどがよく発達しており、
県下でも貴重な地区となっているそうです。
池のそばの湿地帯に咲きほこります
特にカキツバタの群落は、
野生種の自生地としては山口県内では最も大きく、
テレビでも紹介されるほどで
例年5月中旬頃から、
紫や白の美しい花を咲かせます。
午後からは少し花がしおれてしまうので、
朝早くか、午前中に訪れるのがおすすめです。
水もきれいです
一時は消滅の危機もありましたが、
地元の方々の保護活動の甲斐があって、
現在に至っているそうです。
紫の花がきれいです
「いずれがあやめ、かきつばた」
という言葉を聞いたことあると思いますが、
似ている花なので見分け方が非常に困難ですが、
花弁の根元を観察するのが大切の様です。
カキツバタはあまり種類は多くないが、
「花弁の弁の元に白い目型の模様」があるのが特徴。
花菖蒲は花の種類は多く紫系統の他に黄色や白、
絞り等、多彩であるがどれも
「花弁の根元のところに黄色い目の形の模様」がある。
あやめも花の種類は多くないが
「花弁の元のところに網目状の模様」がある。
カキツバタが白の目型模様
花菖蒲が黄色の目型模様、
あやめが網目模様、
と云うことらしい。
午前中がおすすめです
ため池のそばには数台の駐車スペース、
池を回る小道もありますが、
動物の侵入を防ぐための防護網がぐるっと張ってあるため
写真を撮影しようと思うと望遠レンズが必要です。
観察路から花まで距離があるため
なかなか思ったような構図は狙えないかも知れません。
マムシに注意の看板もありましたので、
季節によっては注意も必要です。
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